金精軒お菓子づくりの「ちょっと裏側」
実は、金精軒では青大豆も育てています。 朝晩の空気が少しずつひんやりして、秋の気配を感じるようになってきました。
今回は、金精軒のお菓子づくりの「ちょっと裏側」をご紹介します。
金精軒の看板商品「信玄餅」に欠かせないものといえば、きな粉。
きな粉は、大豆を炒って粉にしたものですが、大豆の種類や焙煎の仕方によって、香りや甘み、味わいが変わります。 金精軒では、自家焙煎した大豆や過熱蒸気焙煎など、さまざまな方法を取り入れながら、きな粉のおいしさを探求しています。
そして、私たちが大切に育てている大豆のひとつが「青大豆」です。

【青大豆を、社員みんなで育てています。】
金精軒では、2011年から青大豆の無農薬栽培に取り組んでいます。 社員が種をまくところから畑に入り、成長を見守り、収穫まで参加して育てています。 種をまいて、芽が出て、少しずつ大きくなっていく。 暑い夏を越して、枝豆が実り、やがて収穫の時期を迎えます。 普段は工場の中で向き合っている「大豆」が、畑ではどんな風に育っているのか。 実際に自分たちで育てることで、素材をより身近に感じることができます。 そして、ここで育てた青大豆は、季節ごとに姿を変えて、金精軒のお菓子になります。
【夏は「水信玄餅」のきな粉に。】
青大豆からつくったきな粉は、夏季限定の「水信玄餅」に使用しています。
ぷるんとした水信玄餅に、香ばしい青大豆のきな粉。
夏の短い期間にしか味わえない、金精軒の季節のお菓子です。
畑で育てた青大豆が、きな粉になり、水信玄餅と一緒にお客さまのもとへ。
そう考えると、いつもの水信玄餅も少し違って見えるかもしれません。
【そおして時には「おはぎ」のずんだ餡に。】
青大豆は、きな粉になるだけではありません。 収穫した青大豆を使って、「ずんだ餡」も造ります。
ずんだ餡は、枝豆をすり潰してつくる餡。
青大豆の枝豆ならではの、きれいな色と豆の風味を楽しめます。
同じ畑で育った青大豆が、季節に合わせて違うお菓子になっていくのも、面白いところです。
【お客さまと一緒に、収穫することも。】
そんな青大豆を、せっかくならお客さまにも知ってもらいたい。 そんな思いから、金精軒では青大豆の収穫体験も行っています。
社員と一緒に畑に入り、自分の手で枝豆を収穫。 採れたての枝豆をその場で茹でて味わったり、枝豆からずんだ餡をつくってお団子にしたり。
種まきから収穫まで社員が関わって育ててきた青大豆を、今度はお客さまと一緒に味わいます。 お菓子の向こう側に、畑があります。
金精軒のお菓子には、たくさんの素材が使われています。
その素材がどこで育ち、どんな風に私たちのところまでやってくるのか。
普段はなかなかお伝えする機会がありませんが、お菓子づくりのずっと手前には、畑での仕事もあります。 種をまき、育て、収穫する。
そして、その青大豆がきな粉になり、水信玄餅になり、ずんだ餡になって、皆さんのお手元へ。
自分たちで素材を育てるからこそ分かること、感じられることを大切にしながら、これからもお菓子をつくっていきたいと思います。 秋の畑では、今年も青大豆が収穫の時期を迎えます。 今年の青大豆は、どんな味に育っているでしょうか。 どうぞ楽しみにしていてください。



