信玄餅ができるまで:現代の製造工程
名水白州「信玄餅」製造工場
信玄餅のもとになる餅米粉は、加圧式の大釜で蒸されます。
蒸気で蒸す手法よりも、圧力をかけることで、ふっくらと、しかし食べたときに弾力のある食感に仕上がります。柔らかい中にもきちんとお米の良さを引き立たせる工夫をしています。
加工できる程度に冷ました餅生地は、ころころベルトコンベアーで流れてきます。
定期的に重さも量りながら流れるお餅を並べていきます。
同じく朝から焙煎と製粉したきな粉も一緒に合わさります。
これが信玄餅の赤ちゃんの誕生の瞬間です。
「おぎゃー!」と生まれたてが一番ふわふわでおいしいー!
信玄餅は、信玄餅専用工場で製造されています。工場内には虫やホコリが入り難い構造に設計されています。お菓子作りの肝となるお水は、敷地内にある井戸から湧き出る南アルプス甲斐駒ヶ岳の伏流水を用いています。
蛇口をひねればミネラルウォーター!な白州の名水ですが、浄水器で更にお水を磨き上げているのも信玄餅がおいしい秘密の一つです。
白州の名水は「日本一のミネラルウォーター採水地」として有名ですが、飲料水にしても雑味のない軟水で、素材の美味しさを邪魔しない最高の仕込み水です。
このお水を使えることに日々感謝しながら、貴重な資源を大切に守っていく使命を感じています。
清掃活動なども金精軒のおいしいお菓子を作るための重要な活動です。
昔から続いているお母さんたちの手包装
信玄餅は商標登録された昭和48年よりもずいぶん前からお土産として存在しており、信玄餅の正確な誕生起源は定まっておりません。しかし半世紀以上たった現在も、当時と変わらず、人の手で包装されています。
勤続40年のベテランのお母さんは信玄餅1個を包装するのに僅か6秒という驚く速さで包装し、当時のお昼のテレビ番組(笑っていいとも!)にも出演したことも忘れたくない歴史のひとつです。
見よ!この美しく揃った信玄餅を!!
人呼んで、「神業の壺屋」。包装にまでクオリティーの高さを感じます。
本当に惚れ惚れ…。
毎日3万個ほどの信玄餅が製造され、いくつものお届け先へ振り分けられます。
営業担当のお兄さん日々のお届けありがとうございます。
運転マナーやお客様への配慮も欠かさずに配達してくれています。
あおり運転なんてもってのほかです!金精軒の従業員さんはお菓子屋さんだけに優しさにあふれています。