チェリーボンボン
チェリーボンボン ― 山梨の風景を守りたいという想いから生まれた特別なお菓子

金精軒のチェリーボンボンが生まれたのは、観光バスが0台になった2020年、コロナ禍の真っ只中でした。
観光農園ではさくらんぼが最盛期にもかかわらず収穫しきれず、農家さんから「どうにか活かせないか」と相談を受けたのがはじまりです。
農家さんが生き残っていくために。
自分たちの仕事を捨てないために。
和菓子屋としてできることは何か。
一粒のさくらんぼに目を向けることで、私たちは「ローカルが豊かでなければ、日本全体も豊かにはなれない」と改めて気づかされました。
山梨の風景を未来につないでいく――その想いを込めて誕生したのが、このチェリーボンボンです。
毎年楽しみにしてくださるファンの方も多く、今年も無事にお造りすることができました。
チェリーボンボンができるまで
とれたてのさくらんぼを香り高いキルシュに漬け込み、じっくり半年以上熟成させます。
その後、一粒ずつ丁寧に白い「すり蜜(フォンダン)」で包み、さらにテンパリングしたチョコレートでコーティングします。
フォンダンとさくらんぼに染み込んだキルシュは、チョコレートの中で浸透圧によりゆっくり液化。
およそ1ヵ月かけて、とろりと甘いリキュールが内部に生まれます。
噛むとリキュールがこぼれてしまうほど繊細なので、ぜひ割らずに一口でお召し上がりください。
“お口の中で完成するお菓子”。それがチェリーボンボンです。

山梨の自然と、人の手仕事と、時間の美味しさが詰まった特別なお菓子。
今年のチェリーボンボンも、どうぞお楽しみください。
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